メニューをキーボードで操作する

文章入力中などに、いちいちマウスに持ち替えないでキーボードでメニューを操作する技です。仕組みを覚えてしまえば、ほとんどのソフトで活用できます。この技を使いこなせれば初心者卒業と言えるでしょう。作業効率も大幅にアップします。


メモ帳を例に説明します。

メモ帳のメニューは上のようなものですが、「ファイル(F)」の(F)というのがポイントで、これは「Alt + F キー」を押すと「ファイル」メニューが選択される事を意味しています。
同様に、「Alt + E キー」なら「編集」、「Alt + O キー」なら「書式」という具合です。

で、「Alt + F キー」を押して「ファイル」メニューを出してみます。(右図)

矢印キーで項目を移動しEnterキーを押せば、その項目が実行されます。

また、「N」キーを押せば「新規」、「O」キーを押せば「開く」が実行されます。ここではAltキーを押す必要はありません。

メニューは、項目を選択したり「Escキー」を押すと消えます。

 

【ショートカットキー】

右上のメニュー画像の「新規(N)」の右側に「Ctrl + N」とありますが、これがショートカットキーです。メニューを開かなくても「Ctrl + N キー」を押せば、「ファイル」 - 「新規」を一発で選択できます。同様に、「Ctrl + O キー」なtら「開く」、「Ctrl + S キー」なら「上書き保存」といった具合です。

メニューの「編集」にある「コピー (Ctrl + C キー)」や「切り取り (Ctrl + X キー)」、「貼り付け(Ctrl + V キー)」、「すべて選択 (Ctrl + A キー)」などは、「文章入力時の範囲選択をマウスではなくキーボードで行う」と組み合わせると、メニューから操作するよりショートカットキーの方が数段効率がいいです。
また、パスワード入力などの際に、マウスでは「貼り付け」が出来ないことがありますが、「Ctrl + V キー」なら「貼り付け」ができることが多いので、頭の片隅に入れておくと結構役に立ちます。どのキーを押すのか覚えていなくても、メニューを開けばショートカットキーは書いてありますし。

【右クリックメニューをキーボードで】

右クリックメニューをキーボードで出すには、「アプリケーションキー」を押すか「Shift + F10 キー」を押します。アプリケーションキーというのは、通常キーボード右下、Ctrlキーの左にあり、メニューをマウスで選択している絵が描かれてるやつです。
メニューが出たあとは通常のメニューと同じように操作できます。

【ボタンクリックをキーボードで】

 
右は書き込みカレンダーの「翌月」ボタンですが、ここにもN)とあり、これは「Alt + N キー」でこのボタンをクリックできるという意味です。


「マウスで操作できるものを、わざわざキーボードで操作しなくてもいいじゃん」と思われるかもしれません。でも、ある程度キーボードに慣れると、こっちの方がスムーズに操作できるんですね。
マウスの方がやりやすいという人でも、この技の活用法はあります。人前でやって見せると、「こやつ、デキる」と思わせることが出来るでしょう。

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